サーバー構築にはいくらくらいかかる？ 費用の相場を項目別に解説

自社のサーバー構築や管理を任せられている方のなかには、何にいくらかかるのかが明確に把握できておらず、お困りの方もいるのではないでしょうか。

サーバー構築を行う前に、必要になる費用やリソースを算出する際は、相場を知っておくことが大切です。

本記事では、サーバー構築にかかる費用の相場を、項目別で解説します。

サーバー本体の費用

サーバーを構築する際は、サーバー本体を購入したうえで、OSやソフトウェアをインストールします。

▼サーバー本体の費用相場

厳密には中型・大型の想定は企業によって変わってきますが、大まかに分けた場合の目安としては上記のような費用になります。

導入目安としては、小型サーバーから小規模企業向け、中小企業向け、大企業向けです。

また、サーバーの利用目的が社内の連絡ツールや業務システムに限られるのであれば小型サーバー、より多くのデータを保管したい場合は、HDD・SSDが複数搭載できる中・大型サーバーをおすすめします。

周辺機器の購入費用

サーバー本体を稼働させるためには、周辺機器も一緒に購入する必要があります。サーバー構築に必要な周辺機器には、ルーターやUPS（Uninterruptible Power Systems：無停電電源装置）、モバイル端末、パソコンなどが挙げられます。

周辺機器の購入費用相場は下記のとおりです。

▼周辺機器の費用相場

あくまで大体の目安になりますが、サーバー本体以外の機器の設置で発生する費用も多めに見積もっておくと安心です。

これらのうち、すでに使用しているモバイル端末やパソコンを使用する場合、新たに購入する必要はありません。

また、これらの総額は、端末の購入台数やスペックにより異なります。自社で必要な周辺機器の数や性能を確認しておくことで、おおよその費用を計算できます。

サーバー構築の費用

サーバー本体と周辺機器が揃ったら、サーバーOS・ミドルウェアをインストールし、サーバーの用途別で構築します。

サーバーOS・ミドルウェアのライセンス料や保守費用、構築に必要な人件費など含めると、数百万円が相場です。構築の要件によっては、1,000万円を超えることも考えられます。

▼サーバーの種類

• Webサーバー
• ファイルサーバー
• メールサーバー
• セキュリティ対策サーバー
• アプリケーションサーバー
• データベースサーバー　など

サーバー構築の準備やポイントについては、こちらの記事をご覧ください。

ネットワーク設計の費用

サーバー構築の準備が整ったら、オフィスの端末と接続するために、ネットワーク設計を行います。

また、人件費に加えて、有線のネットワークを構築する際は、LANケーブルの配線やハブの設置にかかる料金が上乗せされます。費用の目安は、1台の設定で1～2万円程度です。

ただし、部屋の広さや数、床の素材などによっても費用が変動する可能性があります。

サーバー構築の費用を抑える方法

サーバー構築には多くの工程が必要なうえ、手間や費用もかかります。すべてを自社で対応する場合、多くのリソースを割かなければなりません。

高額になりやすいサーバー構築の費用を抑えるには、補助金の利用といった方法が挙げられます。

補助金の利用

サーバー構築にかかる費用を抑えるには、中小企業庁のIT導入補助金制度を活用する方法もあります。

この制度を活用することで、ソフトウェア購入費や、クラウド利用費など、サーバー構築にかかる費用の一部を補助してもらえます。

補助を受けられる企業の条件については、中小企業庁のホームページまたはIT導入補助金のホームページをご確認ください。

まとめ

この記事では、サーバー構築について以下の内容を解説しました。

• サーバー本体の購入費用
• 周辺機器の購入費用
• サーバー構築の費用
• ネットワーク設計の費用
• サーバー構築の費用を抑える方法

サーバー構築には、サーバー本体や周辺機器の購入、ネットワーク設計など、多くの費用と工程が必要です。特に、自社で構築する場合、多くの人件費もかかります。

データセンターを利用すれば、サーバー構築の必要もなく、セキュリティ対策も万全に整っています。

MCデジタル・リアルティは、強靭かつ高セキュリティなデータセンターのスペース貸出（コロケーション）と24時間365日有人監視体制で、最適なサーバー環境のご提供が可能です。

自社管理やクラウド利用とコロケーションサービスのハイブリッドで運用されるケースも含め、貴社の状況に応じて最適なご提案をいたします。　

サービスについては、ぜひ右上の問合せフォームよりご連絡ください。

コロケーションサービスについてはこちらからご覧ください。