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モルゲンロット株式会社
導入事例

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事例紹介 | モルゲンロット株式会社

モルゲンロット株式会社

モルゲンロット株式会社 代表取締役CEO/CTO 井上 博隆

導入の背景

デジタルツインコンテンツのストリーミング配信を提供するうえで、高性能なGPUサーバーを介して、大容量コンテンツを効率的にストリーミング配信できる環境を必要としていました。

 

導入の決め手

ユーザーエクスペリエンスを損なわずに安定した配信を実現するため、柔軟なネットワーク環境とデータトラフィックの増加に対応できる拡張性を備えたNRT10データセンターが選定されました。

 

導入後の効果

デジタルツインコンテンツの高品質なストリーミング配信を実現しました。第一弾として「innoba大田(イノーバ大田)」の内観デジタルツインコンテンツの提供を開始しました。

SOLUTION

当社コロケーション選定時のポイント

  • 柔軟なネットワーク環境
  • 高性能GPU搭載サーバー対応
  • 将来的な拡張性

高データ量のコンテンツを効率的にストリーミング配信できる環境としてデータセンターを検討

モルゲンロット株式会社は、「コンピューティングパワーを世界中の誰にでも」をビジョンに掲げ、クラウドで計算力をソリューション提供する会社です。提供を開始したデジタルツインコンテンツは、「Unreal Engine*1」並びに「Unity*2」という主要なゲームエンジンで制作された3DCGデジタルツインコンテンツを、ストリーミング配信するサービスです。

デジタルツインは現実世界と対になるふたご(ツイン)をデジタル空間上に構築し、マーケティングや各種シミュレーションを可能にする仕組みです。製造業やエンターテインメントの他、最近では不動産・都市開発などのさまざまな分野で利用シーンが増えています。

*1 米Epic Games社が開発したゲームエンジン。「~5.1」は2022年11月16日にリリースされたアップデートのひとつ
*2 米Unity Technologies 社が開発したゲームエンジン。「Unreal Engine」と同様、ゲーム以外にもデジタルツインコンテンツ、シミュレーションシステムなどの制作にも活用されている。

 

 実際に配信される内観デジタルツインコンテンツ

 

 

第一弾配信コンテンツ「innoba大田(イノーバ大田)」

nnoba大田(イノーバ大田)の外観

今回第一弾となった配信コンテンツは、2023年秋に開業予定のシェア型産業創出・支援施設「innoba大田(イノーバ大田)*3」の内観デジタルツインコンテンツです。

「Innoba大田」はものづくり・研究開発企業様、スタートアップ企業様が「ひとつの建物」に集まることで相互のリレーションシップを誘発する施設で、全国の企業様に「東京/首都圏での事業拠点」としても活用いただけます。

この内観デジタルツインコンテンツの配信により、ユーザーは現地に赴くことなく、ウェブブラウザを通じて「Pixel  Streaming*4」による高品質かつリアルタイムなコンテンツを視聴し、内部探索が可能となります。

メタバース・デジタルツインコンテンツが普及しデータトラフィックが増加する中、スムーズなコンテンツ提供やユーザーエクスペリエンス向上を実現するため、コンテンツ配信事業者・ユーザー双方にとって最適なITインフラ構築の重要性が増しています。

井上氏「メタバース・デジタルツインコンテンツは高性能なGPUサーバーを介し、大容量のコンテンツを効率的に配信する必要があります。ユーザーエクスペリエンスを損なわない配信環境を検討する中で、高性能なGPUサーバーを安心して設置できるMCデジタル・リアルティのNRT10データセンターで配信を開始いたしました。」

 *3 innoba大田(イノーバ大田:2023年秋開業予定)は、ものづくり・研究開発企業やスタートアップ企業が「ひとつの建物」に集まることで、相互のリレーションシップを誘発する「シェア型産業創出・支援施設」https://ad.mcud.co.jp/naka6/

 *4 Unreal Engineで作成した高データ量のコンテンツをあらゆるプラットフォーム、端末からウェブブラウザを通して視聴可能にするシステム

 

 


\ 1ラックから高密度ラックの利用が可能! /


当社データセンター利用によるメリット

「innoba大田(イノーバ大田)」内観デジタルツインコンテンツは、千葉県印西市に位置するNRT10データセンターに設置されたNVIDIA社製GPUを搭載した高性能サーバーを経由し配信されます。


1. 柔軟なネットワーク環境
NRT10含むMCデジタル・リアルティのデータセンターは、一つのプラットフォーム上で様々なサービス・プロダクトを利用できる「PlatformDIGITAL®」上で様々な相互接続ソリューションを提供しています。ネットワーク環境を最適化し、大容量のコンテンツを高品質でストリーミングするための安定したネットワーク環境としてNRT10が選ばれました。

 

 2. 高性能GPU搭載サーバー対応
NRT10データセンターは高性能GPUを搭載したサーバーに対応しています。実際に、MCデジタル・リアルティのKIX13データセンターは集約的なコンピューティングシステムの大規模展開に最適化された、堅牢かつ柔軟性のある専用環境を提供できることが評価され NVIDIAの「DGX H100」に対応したデータセンターとして認証を取得しています。NRT10データセンターも同様のグローバル基準で運用されており、お客様は大規模なAIの導入に伴うグローバル規模での拠点拡張・相互接続のニーズを満たすことが可能です。 

 

3. 将来的な拡張性
MCデジタル・リアルティのデータセンターは同一エリアで複数棟のデータセンターを運用するキャンパス型データセンターです。NRT10は印西エリアNRTキャンパスの1棟目として運用しており、2024年には2棟目となるNRT12データセンターも開設予定です。同エリア内での拡張性はもちろんデータトラフィックの増加にも対応できる電力供給能力が備わっていることから、メタバース・デジタルツインコンテンツ向けのサービス提供の拡充にも対応できるデータセンターとして評価いただきました。

 

今後の展望

メタバース・デジタルツインコンテンツの拡大、発展は、コンテンツ配信事業者とユーザーの双方において大きな変容をもたらしています。今後、モルゲンロット様の事業拡大により、ラックや電力が更に必要となった場合も、MCデジタル・リアルティはスペースや電力の心配なく、迅速にコロケーションサービスをご利用頂ける拡張性を保証します。

井上氏 「モルゲンロットは本サービスの拡大を視野に入れ、研究開発分野などへの活用を考慮しています。MCデジタル・リアルティとの連携を通じて、メタバース・デジタルツインコンテンツ向けのサービス提供を拡充していく予定です。さらに、モルゲンロットはGPU知見を活かし、今後もデジタルツインコンテンツの分野におけるサービスの向上と拡張に取り組んでいきます。」

 

 

モルゲンロット株式会社

「コンピューティングパワーを世界中の誰にでも」をビジョンに掲げ、クラウドで計算力をソリューション提供する会社です。「必要なところに再生可能エネルギーや余剰電力から作られた計算力という資源を世界中の誰にでも届けることで、無駄の無い環境に優しい最適な生活が出来る」と信じています。


自社で開発したGPU分散処理ソリューションを活用して電力を計算力に変換するハードウェアの構築、販売、運用、保守と、大規模な計算力を必要とする企業にGPUクラウドサービスの「M:CPP」、高速レンダリングサービス「Render Pool®」を提供しています。技術を愛し、大規模な計算力を効率よく運用する技術、ブロックチェーンを活用した信頼性の高い分散技術等を有しています。

*Render Pool®、Excalibur®はモルゲンロット社の登録商標です。

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