CASE

ユミルリンク株式会社
導入事例

CASE of YMIRLINK

事例紹介 | ユミルリンク株式会社

ユミルリンク株式会社

ユミルリンク株式会社

事業部名:カスタマー本部
担当者名:高比良 実氏
業種:ITソリューション(メール配信システム)

導入の背景
将来に亘って拡大し続けるサービスを提供する場合、ランニングコストが増え続けるクラウドに比べ、自社でサーバーを保有し、システムを構築する方がコストの観点では優位であった。

導入の決め手
自然災害に見舞われた時に電源系統含め問題なく稼働できる点を重視しており、災害に強い立地やスペックを兼ね備えていた。

導入後の効果
大規模な自然災害やデータセンター障害が起きた際も安定したメール配信を可能にするためのオプションサービス「DRオプション」を提供しており、災害による懸念がなくなったため、安心してお客様へ薦められるサービスとなった。

SOLUTION

当社コロケーション選定時のポイント

  • 災害に強い立地とスペック
  • 高いセキュリティ水準のサービス
  • 高密度ラックに対応
  • 将来的なデータセンターの拡張性

CHALLENGE

データセンター検討のきっかけ

将来的なコストパフォーマンスと安定したサービス供給を考え、
サーバー運用を検討していた

ユミルリンク株式会社の提供する「Cuenote(キューノート)」は短時間で大量のメールを配信することができるメール配信システムです。金融機関を含む、ユーザー様に安定的かつセキュアなサービスを提供するためにユミルリンクではインフラの開発から運用まで社内のインフラエンジニアが行っています。

「“Cuenote”のように運用スケールが大きく、将来に亘って拡大し続けるサービスを提供する場合、ランニングコストが増え続けるクラウドに比べ、自社でサーバーを保有し、システムを構築する方がコストの観点では優位です。また、コスト面だけではなく、オンプレミスの持つ運用の柔軟性という点も重視しています。こうした背景からクラウドではなく、コロケーションを検討しました。」

RESULT

当社データセンター利用によるメリット

災害に強い立地とスペック

災害の多い日本では、データセンター自体の災害対策が十分に行われているかという点が重要になります。また、複数サイトでサーバーを運用し、相互にディザスターリカバリー(DR)*機能を兼ねている場合、各サイトを離れた場所で選定する必要があります。ユミルリンク様は、既に運用中の東京のデータセンターに加え、拡張とDRを兼ねたメインサイトとして常時稼働を前提とした大阪のデータセンターを検討いただきました。

「当社のお客様の中には、メールがビジネス上重要な役割を担っている企業も少なくありません。サービスのさらなる安全性を追求するために、大規模な自然災害やデータセンター障害が起きた際も安定したメール配信を可能にするためのオプションサービス「DRオプション」を提供しています。この「DRオプション」を提供するため、データセンター選定の際には自然災害に見舞われた時に電源系統含め問題なく稼働できる点を重視しており、災害に強い立地やスペックを兼ね備えたMCデジタル・リアルティ(MCDR)社の大阪データセンターを利用することにしました。」
(ユミルリンク株式会社 取締役 カスタマー本部 ゼネラルマネージャー 高比良 実氏)

実際にMCDR社の大阪データセンターは大阪中心部から約20km、標高約200mの安定した地盤であり、水害や地震の恐れが少ない地域に位置しています。また、2019年竣工で最新のスペックを誇る免震ビルの為、災害に強いデータセンター設備を有しております。標高が高く安定した地盤でありながら、大阪市内からのアクセスも1時間以内という立地も比較検討のポイントになりました。

*ディザスターリカバリー(DR):災害復旧を意味し、企業の重要な拠点となる施設が被災した際に速やかに復旧を行うための仕組みや体制のこと。

高いセキュリティ水準

「データセンターを選ぶ際は、セキュリティ要件を満たしていることも重要なポイントです。メール配信システムの特性上、エンドユーザーからのセキュリティ要件が高くなるため、とりわけ高いセキュリティ要件を満たすデータセンターを探していました。」
(ユミルリンク株式会社 カスタマー本部 ネットワーク部 ネットワーク2課 マネージャー 塗木 智也氏)

MCDR社のコロケーションサービスは、ISO27001だけではなく、SOC2/3*、HIPAA、NISTコントロールなど、データ保護要件を満たす各種国際規格・認証を取得しています。セキュリティ要件の高い金融機関などのお客様にサービス提供を行うユミルリンク様にとって、SOC2/3の認証有無が重要な比較検討のポイントになりました。

*SOC2/3(Service Organization Control):個人情報関連サービスに関する内部統制の国際認証。顧客情報が安全に保護されていることを証明するものであり、提供するサービスそのものの安全性だけでなく、運営する組織、管理システム、プロセスなど、総合的な内部統制について、ユーザーにサービスの信頼性を保証するもの。

高密度ラックの利用

ユミルリンク様はSaaSの提供形態として、エンドユーザー毎に専用環境を提供する専用型(プライベート型)と、複数のエンドユーザーで共有いただく共有型(パブリック型)の二通りでサービスを運用している為、1ラック当たりのサーバー消費電力が比較的多くなります。

1ラック当たり2~4kWの電力を提供するデータセンターが一般的ですが、MCDR社は大規模にデータセンターを利用する海外のパブリッククラウド事業者向けに培ったノウハウから、1ラック当たり6~15kWの高密度ラックを提供可能です。高密度ラックを利用することにより、ラックやスペースのコスト削減はもちろん、ネットワーク配線コストの削減、障害ポイントの減少、運用管理・効率の向上といったメリットがあります。


\ 1ラックから高密度ラックの利用が可能! /


将来的なデータセンターの拡張性

消費者ニーズの多様化とともに、モバイルツールをはじめとしたウェブ環境の拡大、発展は、各種マーケティングにおいて大きな変容をもたらしています。

このような中、ユミルリンク様が取り扱うメッセージングソリューションは、企業・団体と社会・個人をつなぐために欠かせない要素となっており、今や企業のインターネットにおけるコミュニケーション戦略として、重要な役割を担っています。今後、ユミルリンク様の事業拡大により、ラックや電力が更に必要となった場合も、当社はスペースや電力の心配なく、迅速にコロケーションサービスをご利用頂ける拡張性を保証します。

「ユミルリンクではメッセージングソリューションのリーディングカンパニーとして、サービスをいっそう強化していきたいと考えています。サービス拡張にあわせ、安全で拡張性に優れたMC デジタル・リアルティ社のコロケーションサービスを引き続き活用して行きます。」
ユミルリンク株式会社 取締役 カスタマー本部 ゼネラルマネージャー 高比良実氏

ユミルリンク株式会社

ユミルリンク株式会社

メール・SMS 配信システムなどのメッセージングソリューション「Cuenote(キューノート)」を SaaS で提供しています。

高速・大量配信を特長としている「Cuenote」は、契約数 1,800 を超える導入実績、月間のメッセージ配信数は52億通を達成しています。

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